【令和8年4月号】今月注目の高配当株銘柄

金融・株式投資

はじめに

当ブログでは、高配当株や株式投資に関する情報を中心に、
資産形成に役立つ銘柄や投資の考え方を紹介しています。

高配当株投資は、安定した配当収入を継続的に得ながら資産形成を目指せる投資方法として
投資家からの人気があります。

当ブログでは、配当利回り・企業の安定性・将来性などをもとに、
注目の高配当株を紹介しています。
これから投資を始めたい方や、高配当株に興味がある方の参考になれば嬉しいです。

注目の高配当銘柄:ナレルグループ(9163)

引用:Yahoo!ファイナンス

2026年4月権利確定の高配当銘柄としては、建設技術者派遣大手のナレルグループ(証券コード9163)が注目です。同社は足元の株価水準で配当利回り約4.78%と、上場企業の中では高水準にあります。2026年10月期の配当予想では、中間配当55円、期末配当60円の年間115円を予定しており、これは前期比で5円の増配となります。配当利回りは4月権利の中でも高位にあり、6期連続の増配実績を持つナレルグループは安定配当が期待できる点からおすすめ銘柄といえます。

  • 配当利回り:4.78%(予想)
  • 年間配当(2026年10月期見通し):115円(中間55円+期末60円)
  • 配当性向:48.1%
  • 株主還元方針:中期経営計画期間中(2026年10月期~2030年10月期)は減配を行わず安定的な配当を継続

業績概要と配当政策

ナレルグループは建設現場を監督する施工管理技術者などの人材派遣事業を中心とする企業です。同社は「株主への利益還元を第一」とし、配当原資確保のための収益力を強化しながら、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としています。

2026年10月期についても、前期比で5円増の年間115円を予定しており、これは6期連続の増配となります。この配当計画は、配当性向48.1%という適切な水準を維持しながら、中期経営計画の達成に向けた成長投資と両立させるものです。

同社は2024年10月期から2026年10月期までを明確な投資期と位置づけており、建設DXの実装加速や人材投資を優先しています。第1四半期は営業利益が前年同期比19.6%減となりましたが、これは中期経営計画に基づく戦略的な先行投資によるもので、通期の業績予想は据え置かれており、前期比で増収増益を見込んでいます。

業績安定性・財務健全性の評価

ナレルグループの財務基盤は堅実です。自己資本比率は58.9%と健全な水準を維持しており、有利子負債も緩やかに減少基調にあります。ROE(自己資本利益率)は14.94%と一般的に望ましいとされる目安を上回る水準で推移しており、収益力の強さを示しています。

PER(株価収益率)は10.07倍と割安な水準にあり、PBR(株価純資産倍率)は1.46倍となっています。これらの指標から、同社は財務面での安定性を保ちながら、適切な利益を生み出していることが分かります。

売上高は前年同期比6.5%増と堅調な伸びを示しており、建設業界全体の需要が比較的安定していることを反映しています。同社は東証グロース市場に上場していますが、その財務指標は多くのプライム市場企業に匹敵する水準にあります。

配当持続性とリスク要因

ナレルグループは配当性向48.1%という適切な水準を維持しており、利益の大部分を配当に回す方針ではなく、成長投資とのバランスを取っています。この点は配当の持続性を高める要因となります。

同社は中期経営計画期間中(2026年10月期~2030年10月期)は減配を行わないと明言しており、2030年には売上500億円、営業利益50億円を目指しています。この成長戦略と安定配当の両立方針は、長期的な株主価値の創造を目指すものです。

一方で、建設技術者派遣業は景気敏感業種です。建設投資の減少や人材確保の難化、労務単価の上昇などは業績に影響を及ぼす可能性があります。また、建設DXの実装に伴う投資効果の顕現化には時間がかかる可能性もあります。

しかし現在は建設業界全体で人材不足が深刻化しており、同社の派遣技術者に対する需要は堅調です。同社の先行投資戦略が成果を上げれば、さらなる増配も期待できるでしょう。

投資判断ポイント

ナレルグループは安定配当と成長性を兼ね備えた銘柄として魅力的です。配当利回り約4.78%という水準は一般的に「高配当」と見なされ、株価水準が下支えされます。同社は6期連続の増配実績を持ち、中期経営計画期間中は減配しないと明言しており、配当の持続性が高いと評価できます。

また、PER10倍程度の割安な株価水準にありながら、ROE15%近い高い収益性を保っており、バリュエーション面での魅力も備えています。建設DXの実装加速による生産性向上が実現すれば、さらなる業績成長と増配が期待できます。

一方で、建設投資の動向や人材確保の状況には注視が必要です。総合的に判断すると、ナレルグループは高配当を狙う投資家向けに魅力的な銘柄と言えます。安定した配当収入を期待しながら、中期的な成長性にも期待できる銘柄として、長期保有に適しています。

投資に関する注意事項

本ブログに掲載している情報は、筆者が調査した内容や個人的な見解をまとめたものであり、
特定の銘柄の購入や売却を推奨するものではありません。

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